ジャコビニ彗星の昼下がり

好きなこと好きなだけ書く Twitter @sasanoha_yureru

まるまるとした毛糸のようなきもち

こんばんは。ささのはです。

書いては消してを繰り返していた記事を捨てて、新たに書いてみることにしました。

 

はて ブロって良くも悪くも、広まりやすいじゃないですか。

むずかしいですよね。

いつもわたしのおしゃべりを聞いてくれている人たちに「こんな感じの気持ちなんだよ今~」って知ってもらいたいような、知ってもらいたくないようなレベルの話をしたいだけなんですけどね。

ブログというよりTwitterの感覚でおしゃべりするので、あっちこっちに話が行くと思うんだけどごめんなさい。

あとは、プラスの感情しかないのだけれど、固有名詞をのせちゃうとキーワードでひっかかってしまうのが何となくイヤなので、名は伏せます。あしからず。

 

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えっと。お気づきの方はいらっしゃいますでしょうか。

わたしがCMの内容や彼の演技について、ほとんど言及していないことを…

いや、あの、全然気づいていなくていいんですけどね…!いいんですよ、全然。

 

でも、今わたしの中にあるこの気持ちが消化されていないせいで、いつもの「恋」と「アイドル」がうまく作用しなくって。

素直に供給されたものに対してわああああって湧けていない気がしているんです。

 

読んでくださっている方は「知らんわそんなこと」って感じだろうけど、わたしにとったら全然よくない!!!

から書いてる!!!

供給に対して100%の力で湧ける状態でいたい、わたしは!

気持ちの消化の手伝いになったらいいなぁと思って書きます。

出来上がったものは中華料理に出てくる食材並みのぶつ切りの文章でした!(いらん例えすな)

もうめちゃめちゃ読みにくいと思う。

先に謝っておく。ごめんなさい。

 

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まずは、率直な気持ちから。

わたしはこのお仕事が決まって、本当に本当に本っっっっっ当にうれしくて!!!!!

公式発表の数時間後にTwitterで知って、文字で見た時は頭が真っ白になって。

現実のものかわからなくなって、わたしの妄想が行き過ぎてしまったのかと思ったぐらいなんですけど。

この気持ちを「うれしい」以外の言葉で伝えたいのに、ペラペラの薄い紙みたいな言葉しか出てこない自分の語彙力が悲しいのだけれど。

 

心の底から、うれしかったです。本当に。ほんとうに。

 

誰ですかね、このお仕事を持ってきてくださった方は...

どなたなんですか、ぜひ教えてください…!!!

 

本人がオーディションで勝ち取ったのか、はたまた誰かが推薦して売り込んでくれたのか、それとも企業様或いは広告代理店側からのオファーだったのか、等々いろんな可能性が考えられますが、どういった経緯での起用なのか現在のところ表には出てきていません。

もちろんそこも気になる。気になるけれども!

 

何よりも、そこに「この子を起用しよう」という誰かの気持ちは存在していたんですよね。

 

すごくないですか?!?!?!?!

そこです!そこは絶対に存在していたはずなんですよね!

わたしはその一点に、心から感動しているのです。

 

世間知らずなわたしのイメージでお送りしますと、働いている大人の方たちがたくさん会議して、相談して、起用を決定するんですよね。(当たり前だよ)

オタクが「こういうCM出てほしい~!」って垂れ流す、幸せでお気楽な(?)願望とはかけ離れた、「企業や商品のイメージを任せられる人に任せたい」という気持ちはきっとあるし、広告って企業経営にも関わる大切な部分じゃないですか。

 

起用に関わった大人の人たちは、彼がどんな活動をしていて、どんな風に歌って踊っているのかを知らなかっただろうな、と思います。

 

でも、オーディションなのか写真なのか、何かしらの判断材料を渡されたときに、「この子が合うな」と思われたわけじゃないですか。

見た目か、雰囲気か、話し方か、しぐさか。

何かが、合うなと。

 

そして、CMのなにもかもすべてがわたしが彼に合うだろうなと思っていたことにぴったりだった。

 

《あのね、すごく夢のようでね、やってほしいって、絶対似合うし絶対できるって思ってたことが、目の前で本当に起きると、思考が停止するんだなって 2019.4.26ツイートより》

 

だからなおさらうれしかった。

「そうでしょう!合うでしょう!素敵でしょう!絶対に期待に添えると思います!」って。

 

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CMの映像を初めて見た時、演技がね、すごくうまくてね。とってもびっくりした。

わたしが好きな演技の仕方する人だって。

(普通にドラマや映画を楽しく見ているだけで、演技論なんて全然知りません〜〜〜な贔屓目バリバリのわたしの目で見た素人の個人的感想)

わたしが演技が上手だなと感じる人は 演技に余白がある人なんですけど。

見ている側に想像させる余白がある人、というか。

まさにそういう人でした、彼は。

 

彼は演技が上手いんじゃないだろうか、と薄々思っている部分はありました。

去年の冬に帝国劇場で行われていた舞台の中で、タイタニック号を舞台とした短いストーリーが組み込まれていました。

彼はその中で、セリフのない役で登場しました。

 

小さなテーブルをコロコロと上手から運んで登場した彼は、深緑色のタキシードを着ていました。

豪華客船タイタニック号でNYへと向かう、おそらく裕福な身分の男性の役です。

ワインレッドのタキシードを着たもうひとりの男性と甲板の上で会話しているようでした。

彼は相手の男性に微笑みかけ、そっと手に息を吹きかけました。

少し背中を丸めて、そわそわと足踏みもしていたかな。

 

「甲板の上だから寒いのか。」

タイタニック号は流氷に衝突してその後沈没するので、寒いのは当たり前だけれど、彼のその仕草を見て、改めてその場所の温度を感じました。

 

たまたまわたしが観劇した回でこの仕草をしていたようですが、わたしはすごく細やかだなぁと思いました。

細やかで、それを舞台で、セリフのない役でやってみようという気概がある。

《うわぁ。この人の演技、もっとみてみたいなぁ。》

恋とか、アイドルとか関係なく、素直な心で、そう思いました。

 

その舞台ではその他にセリフのある役もしていたんですよ。

でも、なぜかあの瞬間の彼の演技を忘れられなかったんですよね。

 

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ようやくCMの内容や演技の話になるんですが。

わたしの個人的な話になるんですけど、わたしは大学入学をきっかけに地方の田舎から遠い都会の街へ引っ越しました。(現在は実家に戻りましたが)

なのでこのCMで彼が演じる「息子」の気持ちが、わかる。痛いほど。

「夜道には気をつけてね」「火の元はちゃんと確認するんだよ」

CMの中で「母親」が言っていた似たようなことを、わたしも引っ越しの日の車の中で言われました。私の場合、相手は父ですが。

わたしも

「わかってる」

そう言いました。

息子が母親に言った言い方と同じ口調で。

 

「当たり前にわかってるよ。子どもじゃないんだから。」そういう反抗的な気持ちもあったし、それと同じくらい、いや、それ以上に、これから始まる一人きりの新しい生活への不安と淋しさを紛らわすための強がりがその言葉に込められていたなと、自分を振り返って思っています。

 

そして、窓の外を流れ行く慣れ親しんだ風景を眺める息子の表情は、そんなわたしの記憶にぴったりと重なるようでした。

 

そんな風に自分の記憶や思いと重ね合わせる人は多かったんじゃないでしょうか。

それはファンに限った話ではなくて。きっと誰しも。

ありきたりな、割とどこにでもあるエピソードだけれど、彼がそんなどこにでもいそうな「普通の青年」を演じさせてもらえることに、きちんと演じることができていることにすごくすごく感動しました。

 

何様だよって話なんですけどね。

 

 

そして涙を、そんな後ろ向きな気持ちを飲み込むように、息子の喉仏が動きます。

 

それをみた瞬間、

「あぁ、これだ。これを見たかったんだ。」

と思った。

去年の冬、舞台の上で見た彼の演技のそれを見た時の気持ちと同じでした。

あの冬、わたしがこの目で見たものは間違ってなくて、これからも彼にはたくさんの可能性があるんだなってまた確信できて、すごくうれしかった。

 

うれしかった〜〜〜〜〜涙が出た。

わたしの見たものは間違ってなかった〜〜〜うれしい〜〜〜〜〜〜〜本当にほんとうに。

うれしい。

そして少し、ほんのちょっぴり、怖くなった。

今までふわふわした、わたしの感覚でしかなかったから。

現実のものとして、目に見えたことによって。

よくわからないけれど、ほんのちょっぴり、少しだけ、失うのが怖くなった。

何を、なんだろう。よくわからない。

(けど、それは今は置いておく。そういう気持ちに目をつむることも大事だから。また実害が出てきたら自分と相談しよう。そうしよう。)

 

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ところで「普通の青年」をやらせてもらえるのって、結構難しいみたいなんですよね。

 

わたしが彼や彼の所属するグループとは別に何年も応援している人たちがいるんですけど、その中で一際、演技の世界で頑張っている人がいるんですけどね。その人がね、いつだったか「俺、普通の人を演じたことがないんだよね」って言っていたんですよ。わたしが掴んだニュアンスなので、事実じゃないかもしれないですが、言い方はほんの少しさみしそうでした。

 

派手で、目立つ役をやれるのも才能なんですよ。すごい才能。唯一無二の存在だから任せてもらえる。

でも、その人の言葉で「普通」を演じるチャンスが与えられるのも、貴重なことなんだっていうことを学びました。目から鱗でした。

 

今回、彼は「普通の青年」を任せてもらえた。

すごい。

きっと彼自身の素材というか、今の彼そのものが合っていると思ってもらえたんだろうな。

わかる、わかるよ。と誰かと全力握手、です。

 

今ある素材がこれからどう磨かれて、光っていくんだろう、それを想像するだけで楽しみ…胸がどきどきする。

彼と出会ってからもうすぐ1年になりますが、

《瞬きして次の瞬間には新しい彼がいる》

本当にそんな感覚。

ものすっっっっっっっごいスピードで変化していく、吸収していく、成長していく。目が離せない。

めーーーーーーーっちゃたのしい。本当に。

生きていてよかったぁって毎日思えるのが幸せで仕方がない。

彼に出会えてよかった本当に。

 

 

今回のお仕事で、改めて彼のこれからを、無限の可能性を見つめていきたいと思わされました。

企業様、本当にありがとうございます!また改めてお手紙書きます!読みやすいように簡潔にします!頑張ります!絶対に彼を起用したこと、後悔させないので!!!

 

彼くん、今回は本当にほんとうに、心からおめでとう。本当にうれしいですね。絶対このチャンス、逃さないようにしようね。

 

はぁ、だいたいの言いたいこと言えた。すっきりした!

ということでそろそろ終わりたいと思います。

彼っていうの、なんか照れるね😉(まとめ方がわからないからっておちゃらけるな)

 

 

(唐突に)おわり